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世の中は何か常なる

野球(阪神・ファイターズ・アストロズ・斎藤隆ほか)、フィギュアスケート、ラグビー(海外)、ホッケー(NHL)、テニス(ATP・WTA)、映画(洋画)、海外ドラマetc.についての備忘録。
金星-月-木星
残業を一時間できりあげて帰宅。
駅から自宅への帰り道、ふと空を見上げると、細い月の上下に明るい星。
宇宙論はだいすきだが天文学には疎く、太陽と月とオリオン座以外は見ても判別がつかない私。でもこれ、先日の原稿で小ネタに使った「一列に並ぶ金星-月-木星」では?
ぐぐってみたらやっぱそうでした!
ひゃーすげー偶然。
一年で最も仕事が忙しい時期でネタがまるで浮ばず、〆切迄数時間となってwebから捻出した天体現象、次々〆切に追われて忘却の彼方だったのに、どんぴしゃの「3月26日日没後」に偶々夜空を見上げるなんて!
しかも雲が切れた丁度好い時刻に夜道を歩くよーに仕事先を出た訳で。
これも宇宙の神秘かしら(違います)とほんのり幸せ。
今日、一日〆切を延して貰った原稿をあげ、明日は新たな原稿にとりかかり、明後日は先週金曜に入稿した原稿の初校が多分あがってきますけども、星に見蕩れた数十秒を憶出して頑張るっす。
| 宇宙 | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2011マイベスツ。
大晦日恒例2011年のmy most favouritesです。
今年は‘break’で纏めてみました。

2011 break away:J SPORTS‘SportsCenter’放送終了/ぴあ休刊/SUPER JUMP廃刊
*いきなり‘favourites’じゃないんですけども。
JスポがESPNの看板番組‘SportsCenter’の放送を終了したのはショックでした。もう十年以上、‘SportsCenter’とCNN‘Word Sport’を録画して早送りで観るのが日課になっていたので。しかも最終が9月29日。これからNHLが開幕、MLBはポストシーズン、RWCは殆どとりあげられない(縦んば本国では触れてもJスポの短縮版ではカット)けどノックアウトステージへetc.ってときに。NBAの開幕はどうなる、とか、PENN.St.アメリカンフットボール部アシスタントコーチの性的虐待事件とか、ダルビッシュ史上最高額入札に関するU.S.A.での反応とか、‘Word Sport’であっさり(しかも誤訳もめだつ同時通訳で)報じられるよりもっと詳しく‘SportsCenter’で観たかった。しかしまぁ、多くの視聴者が海外スポーツに興味ない(MLBを観たい訳ではなく「日本人メジャーリーガー」を観たいだけとかさ)ので、高額(なの?)な放映権料を払って迄放送する価値がないってことなんでしょうね。BS1で映ってくれないかな。青島健太は要らんけど。
ぴあ休刊以降映画を観る回数が減りました。だって「ぴあ映画生活」見難いんだもん。見開で一遍に見られる雑誌の可読性にwebは敵いません。一日分を一目で見られないデジタルTVの番組表に苛々するのと同じです。まぁ21世紀に有料情報誌というビジネスモデルは成立たないんだろうなぁ。そして更に雑誌っつー媒体自体もどんどん売れなくなってゆくのであろう。あぁあぁあ、何時迄仕事があるんだ……(憂悶)。猶、いちばんわたしの印象に残ってるはみだしは、真弓選手の応援歌がマユミ、マユミ、イイオトコに聞える、てのと、それに呼応した、それは真弓選手以外に顔を自慢できない阪神ファンの心情を表している、て奴です。
スパジャンはグランドジャンプたらゆー新雑誌に移行したんですが、やたら分厚いプレミアムとかちょっとどーよな感じではあります。GJ迄読まなくなると真剣にまんがを読む機会がなくなるので(最近萩尾望都すら読んでない!!!)どうしようかしらジブン。
でもこれらの習慣がなくなって恒常的な多忙が多少は(ほんとにちょっとだけど)緩和。

2011 break the record:錦織圭(テニス)日本男子世界ランク最高位更新
*負傷後もうだめなのかとか思っちゃってごめんなさい!の大躍進。世界1位ジョコヴィチ撃破は相手のコンディションもあったとは言え快挙です。今年世界24位迄きたので、来年はトップ10へ!(本人も自信があるそうです)

2011 break through:羽生結弦(フィギュアスケート)グランプリファイナル出場
*ジュニアは観ないのでちゃんと観たのはシニアデビューからなんですが、ジョニー・ウィアのシニアデビュー時と同様に一目で惹きつけられました。あれよあれよと四大陸準優勝、そしてGPFへ。踊りに華があるだけでなく、一家言をもつクォッドなど技術も高く、シニアでは初めての世界選手権で上位争いをしてくれるのを楽しみにしています。
被災地の外で軽々しく言うのに躊躇はあるものの、震災で大変な思いをしたあとこれだけの結果を出して、アスリートとしても人としても称讃したい。

2011 break out:サッカー女子日本代表W杯優勝
*サッカーはよく解らなくても、なでしこジャパンの快進撃には胸が躍りました。W杯優勝のあといきなり期待がかつての何倍にも高まるなかで五輪出場も決めたのがまたすばらしい。
なでしこリーグの観客数も増えているようで、選手の待遇向上のためそれがいちばんの優勝効果だったのかな。男子に較べ競技環境が厳しい女子選手・チームの活躍が巷間話題になるのは喜ばしい。スポンサーとかいっぱいついて環境が改善されると良いなぁ。

2011 break the wall:ラグビー男子ニュージーランド代表W杯優勝!!!
*ニュージーランドとは約9000km離れた日本でニュージーランドとは縁もゆかりもない暮しをしていても、ラグビーファンなら涙が出る程嬉しかったオールブラックスのRWC優勝。これがまた、経済規模から最後の地元開催と観られる状況でしたし。
世界最強なのにW杯でだけは24年も頂点に立てずにおり、世界一ラグビーを愛する国民にとってもこのうえない慶事だったことでしょう。しかも世界最高SOをプールマッチ終盤に欠いたのみならず二番手、三番手も負傷離脱する逆境で掴んだ優勝杯なので感激も一入。わたしは決勝で敗れたフランス代表のファンですが、心からお祝申上げます。
クライストチャーチの皆様にもポジティブな影響を与えたと思われ、それもほんとうに良かった。
| その他 | 07:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
RUGBY WORLD CUP 2011 Pool D;SOUTH AFRICA vs NAMIBIA
2011年ラグビーW杯第11日、現地22日のプールマッチ(プールD)南アフリカ共和国対ナミビア共和国戦をTV観戦。
RSAは中4日で第3戦、勝点9。NAMは中7日で第3戦、勝点0。
曇、風速10km/h、気温予想は最低9℃最高13℃。現地時刻20:00キックオフ。
出場選手は下記のとおり。
RSA;1 ステーンカンプ/2 スミット(C)/3 ファンデアリンデ/4 B.ボタ/5 ロッソウ/6 アルバーツ/7 S.ブルガー/8 スピース/9 ホウハート/10 M.ステイン/11 ハバナ/12 F.ステイン/13 フーリー/14 アプロン/15 ランビー/16 ラレペレ/17 ムタワリラ/18 ロウ/19 ブリューソウ/20 F.デュプレア/21 ピナール/22 デヨン
NAM;1 レデリンハイス/2 オキャラハン/3 フィッサー/4 コル/5 エスターハイセ/6 T.デュプレッシー/7 J.ブルガー(C)/8 ニーゥェンハイス/9 ヤンチース/10 コッツェ/11 ボック/12 ファンズィル/13 ファンウィク/14 ダメス/15 C.ボタ/16 ホーン/17 デュトワ/18 ファンリル/19 キツホフ/20 R.デラアルペ/21 D.デラアルペ/22 マライス
RSAは前戦の先発とは5人変更。B.ボタは此日が32歳のお誕生日(客席にはHAPPY BIRTHDAYボードも)。RWC2007でもお誕生日に先発していて、2回もW杯でお誕生日にプレイしたのは男子RWC史上初らしい。 あと、パーシィ・モンゴメリィ(現RSAキッキングコーチ)がウォーターボーイをしてました。彼はナミビア出身。
NAMは前戦と先発を6人替えた。ホーンは試合に出れば、RWC10試合めの出場でNAM最多記録に並び、34Cはハーマン・リントフェルトの33Cを抜いてNAM最多となる。
男子RWCでアフリカ勢が対戦するのは初めて。

コイントスに勝ったNAMのキックオフで試合開始。
前半2分、NAM陣22mと10mのあいだでコッツェのキックをスピースがチャージ。零れ球を自ら捕りにゆくが弾く。ホウハートが足に掛けてポスト下にタッチダウンも、スピースのノッコンが採られた。ファーストスクラム、FW総体重は、RSA927kg、NAM886kg。NAMボールだがRSAがぐいぐい圧す。ラックになってコルが倒れこみ。4分、22mを5m程越えた左中間からM.ステインが先制PGを入れる。RSA 3-0 NAM。
6分、RSA陣10mと22mのあいだでニーゥェンハイスが脚をきめるタックルでS.ブルガーを倒し、NAMがターンオーバー。球を継続していたが、10m附近でレデリンハイスがラインブレイクしようとして球を奪われる。RSAはショートサイドに繋ぎ、外から二人めのホウハートが、ハーフゥェイを越えた処で内にステップをきって二人惹きつけ、オフロードパスを大外のアプロンへ。空いたフィールドを走って右15mの奥にT。M.ステインC成功。RSA 10-0 NAM。
10分、ヤンチースが何時の間にやら23番のジャージにお着替。
13分、ロッソウが不注意からパスを受損ね、零れ球をコッツェが拾ってファンウィクへ。オフロードパスをダメスが捕れず、NAM陣22m上RSAボールラインアウト。きっちり捕ってホウハートに渡すとNAMのディフェンスが整わないうちに一気にインゴール中央迄駆抜け――ラインアウトがノットストレート。
21分、NAM陣22m附近のRSAボールラインアウトで、スミットのスローインがやや長くキャッチャーが弾く。T.デュプレッシーが捕って其儘ビッグゲイン。RSA陣10mを越えてアプロンに下・M.ステインに上に入られ、倒れた際に僅かにノッコン。
22分、中央付近のラックでパスアウトしようとしたヤンチースが絡まれターンオーバー。S.ブルガーとロッソウがディフェンスを惹きつけてから放すと大外がすこしばかり空く。ハバナには充分な隙間。10m辺りでパスを貰うと駿足を観せて左中間迄持ってゆき、T。M.ステインC成功。RSA 17-0 NAM。ハバナは2010年6月対イタリア共和国戦以来12試合振のT。これでユースト・ファンデアウェストハイゼンを抜くRSA最多記録の39テストTに。RWCでは9Tめで、フーリーの8Tも抜いた。ハバナは“To pass someone like Joost van der Westhuizen, who gave so much to South African rugby, is a real honour and a privilege.”。
27分、S.ブルガーがブラッドビン。ロウに一時交代。
28分、NAM陣5m附近でNAMボールスクラム。RSAに圧され、出そうとしたニーゥェンハイスがノッコン、RSAボールに変る。NAMのアーリーエンゲージでスクラムアゲイン。捲れ上がってNAMがペナルティを採られる。RSAはスクラムを選択。90°以上回って崩れ、30分、RSAのPT。M.ステインC成功。RSA 24-0 NAM。男子RWCでNAMが献上したPTは7個め、サモア独立国の6個を抜いた。
31分、S.ブルガーが戻りロウが退る。
36分、NAM陣10m上NAMボールラインアウト。スローインが乱れてホウハートに22m内迄持ちこまれたが、ナイスタックルの連続でじりじり退らせ、倒れこみを誘う。ヤンチースが速攻、10m迄戻してオフロードパス。弾道が低く倒れ乍ら捕って高く投揚げ、アプロンにインターセプトされかけたがファンウィクが巧くキャッチ。更に継続、ハーフゥェイ上で貰ったボックが混戦を抜けてRSA陣22mの手前迄ゲイン。猶もオープンへ繋いだものの、ゲインはきれない儘にラックでRSAにターンオーバーされた。
38分、NAM陣22m上RSAボールラインアウト。きれいにタップしてホウハートから順目に展開。F.ステインがファンズィルのタックルを躱して裏に出、ファンウィクとニーゥェンハイスに脚に絡まれ倒れつつも隣のフーリーに渡す。前には誰もいない。其儘ポスト右へT。M.ステインC成功。RSA 31-0 NAM。RSAはボーナスポイント獲得。フーリーはRWC9Tめ、先程抜かれたハバナに再び並んだ。
リスタートキックを自陣22m内でキャッチしたアプロンが、ステップで抜くと加速して敵陣10mと22mのあいだへ。タックルされても一連の動作で立上がり、22mの手前迄ビッグゲイン。其処から繋いでスミットが10m弱前進して掴まる。球を背ろに転がしたが拾ったのはファンズィルだった。
41分、フィッサー>デュトワ。
42分、モールコラプシングが採られた処で前半終了。RSA 31-0 NAM。31点差は、RSAの男子RWCでの前半終了時点のリードとしては最多。

後半開始。ロッソウは26番のジャージで登場。
3分、オキャラハンが右足を引摺って退場、ホーンに交代。
5分、NAM陣10mの手前でRSAボールラインアウト。RSAがキープしてモールを圧す。10mを5m程越えてオープンに展開、大外のハバナがパスが手に入った直後に球を足元に落しゴロパン。ファンウィクと競争し乍らアプロンが追ってインゴールに跳びこむも、TMOでタッチダウンは認められず。
6分、ボック>マライス。
8分、中央・ハーフゥェイとNAM陣10mのあいだのラックでNAMがハンズインラック。ホウハートが速攻。一気に22mの手前迄走り、B.ボタへ。更に10m程前進しポイント。右が完全にミスマッチ(NAM2対RSA5)。9分、外から二人めのF.ステインがゆったり右中間にT。M.ステインC成功。RSA 38-0 NAM。
10分、ファンデアリンデ>ラレペレ、B.ボタ>ロウ。スミットが右PRに。
14分。コル>ファンリル。
14分、NAM陣10m上RSAボールラインアウト。クリーンなタップでホウハートへ。デコイで走りこむハバナを飛ばしてF.ステインにパス。真直ぐ22m内迄ゲインして並走するハバナへ。ゴールライン目前で倒されるもFWで雪崩れこむ。TMO。ノートライ。
15分、ニーゥェンハイス>キツホフ。
19分、RSAに5m迄攻めこまれ乍ら1分以上守ったNAMがハンズインラック。M.ステインがタッチに蹴ってRSAボール5mラインアウト。RSAがキープ、モールを組む。圧せずに中央へずれてゆく。と、ホウハートが持って離れた。ヤンチースが慌ててディフェンスに来るがショートサイドにはRSAが二人余る。タイミングを計って外のM.ステインに渡す。20分、右隅へT。難しい角度から自分でCも決める。RSA 45-0 NAM。M.ステインはこれで6C、RSA選手の1試合最多C成功記録に並んだ(タイはRWC1999のヤニー・デビアー、RWC2007のパーシィ・モンゴメリィ)。
22分、ステーンカンプ>ムタワリラ、M.ステイン>ピナール、ハバナ>F.デュプレア、F.ステイン>デヨン。F.デュプレアがSHに入りホウハートは左WTBの位置に。
リスタートキックを自陣22m内でキャッチしたRSAが球を継続。ホウハートのオフロードパスが乱れてターンオーバーされかけても直後のラックで奪返す。NAM陣10m附近でロッソウが二人をハンドオフしてブレイク、22mを越えてデヨンに渡すと前はがら空き。23分、ポスト下へT。ピナールC成功。RSA 52-0 NAM。
リスタートキックから一度も球をNAMに渡さずRSAが攻上がり、ゴールライン目前の左5m附近のポイントからロングパス3本で右端のアプロンに通ると、25分、中央右奥にT。ピナールC成功。RSA 59-0 NAM。
26分、ダメス>D.デラアルペ。
28分、NAM陣22m内に入った処でNAMボールラインアウト。アルバーツがスティール。一つポイントをつくり、斜に走りこんだホウハートが其儘ポスト下にT。ピナールC成功。RSA 66-0 NAM。
29分、ヤンチース>R.デラアルペ。
30分、NAMの倒れこみで得たペナルティをピナールがナイスタッチキック。NAM陣22mを越えた辺りでRSAボールラインアウト。タップが乱れたがNAMが絡むこともなく、ポイント二つ、シザーズ、受けたデヨンが31分、右15mの奥にT。ピナールC成功。RSA 73-0 NAM。
33分、リスタートキックを捕って自陣22m内で繋いでいたRSAだがピナールがノッコン。NAMがマイボスクラムをもちこたえ、オープンへパスアウト。コッツェのゴロパンはインゴールに達し、ホウハートがグラウンディング、ドロップアウトに。
35分、ムタワリラが自陣22m内からタッチライン沿いを駆上がり、客席は‘Bea〜st!’コール。ハーフゥェイを越えて倒されノットリリースザボールを採られる。しかしコッツェのタッチキックがタッチラインを割らず、RSAが瞬く間に中央・NAM陣22mの約5m手前迄獲返す。アプロンのノッコンでNAMボールスクラム乍ら、捲れ上がってNAMの反則。F.デュプレアがタップキックから左へ斜に走って22m内に入り、其処からFWでフェイズを重ねる。スミットの約10mゲインに続き、38分、ロッソウがポスト右に跳びこむ。ピナールC成功。RSA 80-0 NAM。
39分、スピース>ブリューソウ。
39分、RSA陣10mと22mのあいだのラックでRSAがターンオーバー。逆サイドへ回してポイントをつくる。10mの手前でラックサイドの広いギャップを抜けたホウハートが、一人躱しただけでポスト下迄ほぼ独走、40分、RSAとしては男子RWC最多タイの1試合12Tめ。ピナールC成功。RSA 87-0 NAM。ピナールも1試合6C成功。此処でノーサイド。男子RWCで完封勝ちは9試合め。RSAはうち3勝しており、スコットランドの最多記録に並んだ。

最終スコアはRSA 87(12T12C1PG)-0 NAM。試合終了時点の勝点はRSA 14-0 NAM。
公式スタッツは下記のとおり(以下RSA-NAM)。
スクラム獲得/喪失=6/0-12/2
ラインアウト獲得/喪失=14/3-8/4
ラック・モールでのターンオーバー=4-1
タックル(ミスタックル)=65(14)-105(28)
クリーンなラインブレイク=8-1
ボール支配率=53%-47%
地域獲得率=57%-43%
敵陣22m内でのプレイタイム=16分31秒-6分54秒
エラー(ハンドリング/キック/リスタート)=17(17/0/0)-11(10/1/0)
キック選択(インプレイ)=0-2
犯した反則=6-15
交代=8-7
ブレイクダウン=87-55
猶、マンオブザマッチはアルバーツでした。

RSA HCピーター・ドゥフィリアスは「(下位ランクのチームのうち)幾つかは、前半か後半の10分、20分辺り迄は頑張れる。其処で彼等は悟るんだ、こいつは大きすぎる仕事だと。そして諦める」。NAMは、そう言われちゃってもしょーがないかな、な大敗。2007年、両国の過去唯一の対戦であるRWC2007のウォームアップマッチでは105点奪られたが、13点獲ってもいた。今回は完封敗け。前半は躰で負けていない処を示して、ハードヒットで倒し、ノッコンを誘い、きらりと光る場面も幾つもあったものの、Tを重ねられるに従い手も足も出ない状態に。コッツェのキックも殆ど観られず終い。最終戦対ウェールズ戦迄は中3日、苦しい戦いにはなるが、意地を見せて締括りたい。
RSAは、大勝で、W杯の実戦中に、ユーティリティ選手を複数ポジションで使うなど不測の事態に備えたテストを行えた。ハンドリングエラーが前半だけで10などの改善点をハーフタイムで修正することもできた。新たな故障者も出なかったし、万々歳のゲームだったか。とは言え一方的な試合に相手が意気沮喪したのは否めず、これを以て男子RWC史上初の連覇が見えた、と言いきるのは時期尚早。
| ラグビー | 01:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
RUGBY WORLD CUP 2011 Pool A;TONGA vs JAPAN
2011年ラグビーW杯第10日、現地21日のプールマッチ(プールA)トンガ王国対日本国戦をTV観戦。
TGAは中6日で第3戦、勝点1。JPNは中4日で第3戦、勝点0。
曇、風速20km/h、気温予想は最低9℃最高12℃。現地時刻19:30キックオフ。
出場選手は下記のとおり。
TGA;1 トンガッウイハ/2 ルトゥイ(C)/3 フィリセ/4 ロコトゥイ/5 ヘヘア/6 カラマフォニ/7 ヴァイオモウンガ/8 マッアフー/9 モア/10 モラス/11 フファンガ/12 ファタフェヒ/13 ピウタウ/14 ヴァイニコロ/15 リロ/16 マッアシ/17 タウマロロ/18 アウリカ/19 トゥイネアウ/20 ヴァハフォラウ/21 フィシラウ/22 マッイレイ
JPN;1 平島/2 堀江/3 畠山/4 トンプソン/5 北川俊/6 谷口/7 リーチ/8 菊谷(C)/9 田中/10 アレジ/11 小野澤/12 ニコラス/13 トゥプアイレイ/14 遠藤/15 ウェブ/16 青木/17 藤田/18 大野/19 バツベイ/20 日和佐/21 宇薄/22 ウィリアムス
TGAは前戦とは先発を9人変更。主将のマカは脇腹を傷め欠場(Jスポ解説の小林深緑郎さんが「裏の理由」の話をしてましたが未確認情報をTVで話すのはどうなんだろうか)。猶、ヴァイニコロは'07/'08シーズンに、此試合の会場であるファンガレイノースランドイヴェントセンターをホームとするノースランドでプレイした。
JPNは、メンバーを落した前戦の先発とは10人異なるが、「一軍」で臨んだ初戦とは戦線離脱者(ホラニ、平)を除けば同じ。
両国のテストマッチは最近5試合(2007年〜)はJPNが総て勝利。但し2007年・2010年は3点差、2009年は2点差、直近の2011年7月9日は1点差。加えて海外でプレイする選手の多いTGAはRWC以外でベストメンバーを組むことはあまりなく、7月の対戦と同じ先発メンバーは、JPN11人に対してTGAは5人である。
シピタウのリードはルトゥイ。

JPNが風上を取り、TGAのキックオフで試合開始。モラスのキックが22mを10m弱越えた地点に落ちる頃にはTGAが殺到。JPNは自陣22m内でオープンへ繋ぐが、菊谷がパスをファンブル。其処へヴァイオモウンガがハードヒット、ピウタウが零れ球を拾ってターンオーバー。ポイントをずらしてTGAが前へ。JPNがノットロールアゥェイを採られる。モアが速攻、ゴールライン寸前で止められる。パイルアップでファーストスクラム(TGAボール5mスクラム)。FW総体重は、TGA912kg、JPN863kg。TGAが8-9、モアがスクラムサイドを衝く。JPNがぎりぎりで止め、ゴールラインを挟んで揉合う。畠山がラックオフサイド、TGAはスクラムを選択。左に圧し、マッアフーが持って離れインゴールへ突進。小野澤と菊谷が止めるが球はゴールラインを越えた。TMO。小野澤が地面と球のあいだに己の躰を入れており、ノートライ。またもTGAボール5mスクラム。捲れてスクラムアゲイン。今度はTGAが右へ圧す。球出しが遅れて中央突破は成らなかったがオープンへ出す。JPNが止める。笛。菊谷が、タックルしたあと手を離さずにジャッカルにいったとの判定。またまたTGAボール5mスクラム。また捲れ上がりアゲイン。TGAが回し、前半7分、マッアフーがサイドアタック。田中が脚に絡み、アレジが前から止めにかかり、リーチがサポート、ニコラスも駆けつけたが、倒されてもマッアフーの球を持った腕は自由だった。TMOの判定の間、国際映像でマッアフーが球をゴールライン上に置くのが映る。判定はT。右15mの左から狙ったモラスのCは僅かに右へ逸れた。TGA 5-0 JPN。
12分、遠藤の約20mゲインなどで初めてTGA陣22m内に入り、ルトゥイのノットロールアゥェイでJPNボール5mラインアウト。キープしてモールを組む。崩されかけたがインゴールへ雪崩れこむ。タッチダウンはまだ。再びFWが雪崩を打つ。14分、TMOに。TV桟敷のスローモーションではダブルムーブメントにも見え、現地放送ではだめだろうと話していたが、畠山のTが認められる。左5mの左からのアレジのCは僅かに左に逸れた。TGA 5-5 JPN。JPNの「男子RWCでTを挙げた右PR」はこれで3人。これはオーストラリアとオールブラックスに次ぐ記録、なんだそうな。
リスタートキックはJPN陣左中間22m上に落ちる。キャッチはJPNもTGA FWが殺到。ラックから球が転がり出る。ヘヘアが拾って外のフィリセへ。JPN FWはラックに集まり、ショートサイドのBKは遠藤のみ。フィリセが遠藤を惹きつけて外のロコトゥイにパスし、15分、左隅へT。難しい角度からのCをモラスが右ポストに当てて決める。TGA 12-5 JPN。
18分、JPNがTGA陣22m内に攻めこんでいたが、アレジのオフロードパスを遠藤がノッコン、ルースボールを拾ったピウタウが自陣5m附近から敵陣22mの手前迄走る。しかしリーチが巧く走路を潰すように追いかけてタックル、ピウタウが抛上げた球を遠藤がキャッチ。
JPNが11フェイズ攻撃などTGA陣で攻続けていたが得点には繋がらず、25分、畠山のホィールでハーフゥェイ上のTGAボールラインアウト。TGAがキープしてオープンへ展開。アレジのファタフェヒへのタックルが決る。ファタフェヒが投上げた球を畠山が叩き、零れ球をニコラスが掬ってトゥプアイレイへパス。JPNが繋ぎ、ハーフゥェイとTGA陣10mのあいだでニコラスがラインブレイク。22mを越えて倒されるもオフロードパス、平島が受け、FWで圧しこんで、ゴールラインへ10m弱の中央右でポイント。田中が右へ大きくパスアウト。次いで二人飛ばしパス。ウェブが内のリーチへ返す。26分、3人のディフェンスをぶち破って右隅にT。アレジのCは右に外れた。TGA 12-10 JPN。今大会で、試合の最初の4Tを総てFWが挙げたのは初めて、とRWC2011公式サイト‘Rugby Tracker’says、なんですけども、現代ラグビーではすごーく珍しいことでもないんじゃないのかな。
リスタートキックはまたもJPNが捕った直後にTGAが殺到。トンプソンがラックオフサイドを採られ、30分、モラスが22m・左15m附近からPGを入れる。TGA 15-10 JPN。TGAは男子RWC通算300得点達成。15チームめ。
31分、TGAの得点機にアレジがオフサイドの位置でインターセプト。主審のデイヴ・ピアスンさんがイエローカードを掲げる。SOの代役はウェブ。アレジは、RWC1999のジェイミー・ジョセフに続くJPN二人めの、RWCでシンビンを喰らった選手に。
32分、アレジのオフサイドで得たPGをモラスが22mの直ぐ手前・左5mと左15mのあいだからきれいに決める。TGA 18-10 JPN。
40分、ファタフェヒのハンズインラックで得たPGをウェブが22mの手前・中央左から入れる。TGA 18-13 JPN。JPNは男子RWC通算400得点達成。14チームめ。
41分、デイヴ・ピアスンさんの‘Last play’の声がかかったあとに、ウェブが自陣22m内からハイパント。モラスがカウンターアタックでなく蹴返してくれたので、ウェブがフェアキャッチして今度はタッチに蹴出し、前半終了。TGA 18-13 JPN。
猶、TGAの過去の男子RWC4勝中3試合は前半終了時点でリードしていたんだとか。

後半開始。アレジは戻っている。トンガッウイハ>タウマロロ、フィリセ>アウリカ。
6分、9フェイズを重ねたTGAがオープンへ展開、逆サイドでシザーズした処でトゥプアイレイがフファンガを倒し、オフロードパスを受けたヴァイオモウンガもニコラスが倒してノッコンを誘う。JPNがマイボスクラムをキープし自陣22m内で繋ぐ。田中がハイパント。小野澤が走るもキャッチしたのはヴァイニコロ。外へのフェイクパスでギャップを抜き、北川俊を躱し、アレジを振払い、タッチライン沿いを疾走。ゴールラインへ残り約7mでリーチに倒され内へパス。これを小野澤がインターセプト、インゴールからタッチに蹴出した。
8分、ルトゥイ>マッアシ。
10分、JPNのラックオフサイドで得たPGをモラスが10mと22mのあいだ・右15mの右からスロットイン。TGA 21-13 JPN。
12分、谷口>バツベイ、田中>日和佐。
13分、自陣22m内でマイボラインアウトをキープして繋ぐJPN。TGAのプレッシャーが速く蹴れないうちに、トゥプアイレイからのパスを遠藤が弾きタッチに出してしまう。JPN陣22m内のTGAボールラインアウトをスティールしたJPN、やっぱり繋ぐ。よーやっとアレジがキック、でもタッチキックでなくハイパント。此処もキャッチしたのはヴァイニコロ。TGAが継続。JPN陣10mでモラスがちょこんと裏へ落すキック。JPNがワンタッチ、キックの軌道が変るが、弾んだ球はモラスが捕る。パスも複数のJPN選手に当ってモラスの腕に戻り、外へ展開。ディフェンスラインが乱れていたこともあり、ラフなマウントパスがヴァイニコロに届く。ステップで二人躱し、アレジを引摺って、14分、T。右5mと右15mのあいだからモラスがポストの真ん中を通してCを決める。TGA 28-13 JPN。
17分、北川俊>大野。
21分、TGAが同じ反則を繰返したとして、オフサイドのアウリカがシンビン。アレジはタッチに蹴出す。JPNボール5mラインアウト。JPNが確保しモールを組んで其儘インゴールへ。TMO。グラウンディングされておらずノートライ。スクラムとなる為、23分、フィリセが戻りヴァイオモウンガが退る。左中間でJPNボール5mスクラム。早めに日和佐がオープンへパスアウト。アレジが内へ走り乍ら外へ走ってくるトゥプアイレイに絶妙なタイミングでパス。広いギャップを抜け、ゴールライン目前で倒されたものの、23分、巧くタッチダウン。左15mの右というイージーな位置からアレジがCを失敗。TGA 28-18 JPN。トゥプアイレイは19テストマッチで21T、試合数よりT数のほうが多い。
25分、ハイパントをリフトされてキャッチするトンプソンにフファンガがタックル。地面に落ちたトンプソンは頭を打ったようだったがプレイ続行。フファンガのほうは足を傷めたらしいが此場は退場しなかった。
25分、ヘヘア>トゥイネアウ。
28分、JPNのスクラムコラプシングで得たPGをモラスが10mと22mのあいだ・左15m辺りから入れる。TGA 31-18 JPN。
28分、フファンガ>マッイレイ。畠山>藤田。
30分、TGAのオフサイドでJPNボール5mラインアウト。JPNがキープして堀江がゴールライン目前迄迫るも孤立し圧戻される。それでも球は継続してTGA陣22m内でフェイズを重ねる。アレジのキックパスがバーに当ってほぼ蹴った位置へ撥返り、TGAがキャッチ、此処でアドバンテージを観ていたTGAのオフサイドが採られる。アレジがタッチキック、JPNボール5mラインアウト。31分、アウリカのシンビンが明ける。フィリセ>ヴァハフォラウ。マッアフーがラインアウトをスティールした処でノット1m、再びJPNボールでラインアウト。国際映像がバックスタンドの直ぐ外に火柱が揚るのを映すが試合は続行(試合終了の頃には鎮火したそうです)。今度はJPNがラインアウトを確保しモールを組む。TGAが圧し、JPNが圧返す。球が地面に落ちる。日和佐が長めのパスアウト、アレジのロングパスを斜に走りこんで受けたトゥプアイレイが掴まる。ターンオーバー、マッアフーのタッチキックでJPN陣22m辺り迄戻された。
35分、TGAのパスがデイヴ・ピアスンさんに当るアクシデント。
35分、モア>フィシラウ。
38分、モラスのオフサイドでJPNボール5mラインアウト。オープンに回してターンオーバーされたが、ロコトゥイのオフサイドのアドバンテージ中だった。39分、ロコトゥイはシンビン(TGAの男子RWC通算イエローカードは13枚となり、前日更新されたイタリア共和国の最多記録に並んだ)。またもJPNボール5mラインアウト。菊谷がファンブルしかけ乍らもキープ。やや時間がかかって日和佐がパスアウト。リーチ-アレジ-ニコラスと渡って鋭いゴロパン。トゥプアイレイが追う。が、インゴール奥で押えたのはリロ、ドロップアウト。
40分、線審のアピールでタウマロロが危険なタックルを採られる。JPNはアレジのタップキックから攻める。が、菊谷がノットリリースザボール。41分、ノーサイド。

最終スコアはTGA 31(3T2C4PG)-(3T1PG)18 JPN。試合終了時点の勝点はTGA 5-0 JPN。
公式スタッツは下記のとおり(以下TGA-JPN)。
スクラム獲得/喪失=9/2-7/1
ラインアウト獲得/喪失=3/3-14/2
ラック・モールでのターンオーバー=9-0
タックル(ミスタックル)=112(15)-62(11)
クリーンなラインブレイク=1-1
ボール支配率=44%-56%
地域獲得率=48%-52%
敵陣22m内でのプレイタイム=11分35秒-9分10秒
エラー(ハンドリング/キック/リスタート)=13(13/0/0)-14(14/0/0)
キック選択(インプレイ)=5-0
犯した反則=15-12
交代=10-4
イエローカード=2-1
ブレイクダウン=57-101
猶、マンオブザマッチはリーチでした。

JPN HCジョン・カーワンがJPNにとってRWC決勝戦に値すると位置付けた試合。其割にはTV桟敷に熱さは伝わらなかった。ノーサイドのあと立上がれなかったリーチとか、個々には感じなくもなかったけど。W杯サイコー!とラグビー好きが思うのは、テストマッチの最高峰だからなんだよね。「敗けても命迄は奪られないんだからリラックスして」なんてとても口にできない重圧のなか、エネルギー充填120%で平生の何倍もの力を出して、文字どおり死力を尽して戦う姿に痺れる訳だ。ドメスティックラグビーに安住するつもりなら構わんが、苟も次々回RWC開催国が、観客の目を釘付にするゲームをできなくてどうするのか。
ブレイクダウンでのターンオーバーがTGAの9に対しJPNは0。Jスポ解説の大畑大介が、ボールキャリアが勢いをもって接点に入れないのでダウンボールの質が悪く、サポートプレイヤーのラック参加も遅くなり(寄りの問題だけではないらしい)、劣勢に立つのでミスや反則も増える、みたいなことを言ってました。TGA HCイシトロ・マカは「相手ラックでも“いける”となれば、ターンオーバー狙いで人数をかける作戦だった。ラックで勝負するかどうか、メリハリをつけさせた」(ラグビーマガジン12月号)「日本の速い球出しに対抗するため、すぐ起きてボールに絡む練習を重ねてきた」(9月22日付ニッカン)。モラスは「今週はディフェンスをかなり練習したよ。相手にプレッシャーをかけるようにした。そうすれば相手がミスをしてくれるからね」。元々フィジカルで上回る相手がブレイクダウンに焦点を当てて臨んだとあれば、対処は難しい。すばやいラックの連取をTに繋げるチーム(カーワンも、ラックを四つ以上続けた状況ではJPNが上回ったと分析)が接点で負けてはT機会が減る。しかも得点機でのパスミスやノッコンが多発しては、何をか況や(加えてアレジのプレイスキック……)。
トンプソン曰く「彼等はゲームをスローダウンさせ、彼等のスタイルで戦った。だから勝ったんだ」。では日本のスタイルとは? ゲームプランとしては、自陣からでも球を回してTGAに走勝つ、だったらしいけど、結果は、走勝つどころか自陣22m内で展開して相手の得点に繋がる場面がめだった。しかも、TGAが効果的にリザーブ(=‘fresh legs’)を使ったのに、第2戦で主力の多くを休ませたJPNはリザーブを4人しか出場させなかった。そもそも、ただ球を持って走っていても点には成らない。ジャパンが貫くべき日本スタイルとはなんなのだろう。ゲームを観ていてちっとも判らなかった。
試合直後の菊谷のインタでは、現地のインタビュアーが「オツカレサマデシタ」「ガンバッテクダサイ」と日本語で話しかけた。‘Brave blossoms’は海外で受けが好い。華奢な東洋人が機敏に走回り時々華麗なTを挙げるのを4年に一度観るのは楽しいものだ。でもそれだけでは最長勝ちなし記録は止らない。
谷口が「僕らの自滅です。言い訳はしたくない。でも審判のレフリングはどうだったのだろうか〈ラグビーマガジン12月号では「(倒れたら)一回、タックラーを離さないといけないのに離していない。アピールしても、聞いてくれなかった」〉。それが、悔しい。審判の笛も圧倒するくらい、僕らは強くならないと。W杯で勝つということは、そういうことだと思った」(同)と語るのが、やっぱり言訳と思えちゃうわね。
小野澤は言う。「そんなに簡単に勝てない。これまでも簡単に勝ててこなかったから、今がある。『いつも通りやればきっと勝てる』は、いつも通りではないんです。勝てていないのですから。それに気付かないといけない」(同)。

此日、対ABs戦で左大腿肉離れを発症した平の帰国が発表された。代替選手の招集はなし。
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RUGBY WORLD CUP 2011 Pool C;ITALY vs RUSSIA
2011年ラグビーW杯第9日、現地20日のプールマッチ(プールC)イタリア共和国対ロシヤ戦をTV観戦。
ITAは中8日で第2戦、勝点0。RUSは中4日で第2戦、勝点1。
晴、風速17km/h、気温予想は最低6℃最高11℃。現地時刻19:30キックオフ。
出場選手は下記のとおり。
ITA;1 ペルジーニ/2 オンガーロ/3 チッタディーニ/4 ヘルデンハイス/5 ボルトラーミ/6 ダービシャー/7 Ma.ベルガマスコ/8 パリッセ(C)/9 ゴーリ/10 ボッキーノ/11 マクリーン/12 プラティケッティ/13 ベンヴェヌーティ/14 トニオラッティ/15 マーズィ/16 ダピーチェ/17 カストロジォヴァンニ/18 ファンズィル/19 ザンニ/20 カナヴォズィオ/21 カナーレ/22 ズガルビ
RUS;1 ボトヴィニコフ/2 コルシューノフ(C)/3 プリシチェペンコ/4 ヴォゥィトフ/5 バーンズ/6 グラーチェフ/7 ガルブーゾフ/8 グリョーセフ/9 シャキーロフ/10 ラチコフ/11 オストロウシコ/12 マコヴェツキイ/13 クージン/14 アルテムゥィェフ/15 クリューチニコフ/16 ツノビラゼ/17 クローキン/18 アントノフ/19 ファターホフ/20 ヤニューシキン/21 シドーロフ/22 クシナーレフ

ITAは初戦と12人先発変更。FWで初戦にも出たのはパリッセのみ。Ma.ベルガマスコは4大会連続RWC出場、国歌斉唱でも気魄を感じさせる歌いっぷり。元々層の薄いSOで初戦に先発したオルケーラは故障欠場。
RUSは前戦から4人替えた。グラーチェフは、過去のITAとのテストマッチ(1993年、1998年、2006年)総てに出場。初戦でプレイスキックが不調だったクシナーレフはリザーブ。

コイントスに勝ったRUSのキックオフで試合開始。が、長すぎてデッドボールラインを越えてしまい、いきなりファーストスクラム。ITAボールセンタースクラム、FW総体重は、ITA870kg、RUS889kg。ITAが5m以上圧して攻めこむも、Ma.ベルガマスコが球を落しターンオーバー。しかしRUSが倒れこみを採られた。前半2分、ボッキーノが10m・ポスト正面からPGを狙うがバーを越えず。
6分、シャキーロフのノットロールアゥェイでRUS陣でのITAボール5mラインアウト。しっかり捕って、何度か止められつつもテンポ好くオープンへ繋ぐ。広いギャップができる。パリッセが抜けて右中間奥へ先制T。ボッキーノC成功。ITA 7-0 RUS。
13分、RUSゴールラインへ7m程でRUSボールスクラム。ITAが約90°回す。グリョーセフの腕からゴーリが球を捥奪る。つるっと球が飛上がったが、ボルトラーミが巧くタップ、プラティケッティがキャッチ。横に走って、5m・ポスト右で倒され乍らも球はきれいに置く。ベンヴェヌーティがサポートに跳びこみ、ゴーリがショートサイドへパスアウト。受けたパリッセはディフェンスを惹きつけノールックパスを背ろへ。マーズィが受取りこれも間を置かず外のトニオラッティへ。右隅へ跳びこんだ。TMO。脚がタッチに出る前にグラウンディングしている。T判定。ボッキーノはCを大きく左に外す。ITA 12-0 RUS。ITAが男子RWCで試合開始から15分以内に二つのTを挙げたのは初。
15分、RUS陣10m・中央右のラックでヘルデンハイスがジャッカル。オープンに回してボッキーノが左奥のスペースへキックを落す。オストロウシコが5m附近で追付くもセーブできず、プラティケッティが判断良く背ろのベンヴェヌーティへ股抜で転がす。16分、拾ったベンヴェヌーティが其儘T。ボッキーノは左5mと15mのあいだからCを狙うも失敗。ITA 17-0 RUS。
23分、RUS陣10mと22mのあいだでダービシャーがマコヴェツキイをタッチに圧出す。RUSが気を緩めた処でゴーリがクィックスローイン。パリッセに渡り、10mから22mの手前迄ゲインしてトニオラッティにパス。ディフェンスラインに大穴が空いており、其儘ポスト下へT。球をぴちぴちジャージの下にむりやり入れて、腹の上から胎児にキス、のパフォーマンス。こらこらサッカーじゃないんだから。ボッキーノC成功。ITA 24-0 RUS。ITAは今大会此処迄に終了した試合で最も早いボーナスポイント獲得。
28分、RUSのオフサイドでITAはスクラムを選択、RUS陣でITAボール5mスクラム。ITAが圧す。ボトヴィニコフがコラプシングを採られる。シャキーロフ>ヤニューシキン。ITAは再びスクラムを選択。ボトヴィニコフがアングルを採られる。ITAはもう一度スクラムを選択。またも圧されてRUSが崩れ、主審のウェィン・バーンズがPTを宣告。ボッキーノC成功。ITA 31-0 RUS。
32分、ハーフゥェイとRUS陣10mのあいだのラックから球が転がり、バーンズがすかさずセーブ、RUSがターンオーバー。パスアウトを受けたガルブーゾフの20m超ゲインなどでITA陣22m内に入る。一旦22mから圧戻されるもグラーチェフのピックアンドゴーで再び22mを越え、オープンへ。ラチコフのパスがクリューチニコフのスキンヘッドに当る。撥ねた球がガルブーゾフに渡って22m内で倒され、ターンオーバーされた処で笛。捕損ねたパスに注意を向けた無防備の(そしてボールを保持していない)クリューチニコフにオンガーロがぶち当り、身長差もあって顎の辺りに頭突を喰らった恰好になる。しかもバインドなし、33分、オンガーロはシンビン。鎖骨の辺りも痛そうにしていたクリューチニコフは支えられ乍らも歩いて退場したが、プールマッチの残りには出られなかった。クシナーレフが交代出場。ラチコフがタッチに蹴出し、RUSボール5mラインアウト。マイボラインアウトを度々奪われていたRUSだが此処はキープし中央へロングパス。デコイを入れて其背ろのアルテムゥィェフへシザーズ。アルテムゥィェフは掴まったが左ポスト迄5mの地点にポイントを作ってヤニューシキンが出す。ポイントを右にずらし、ヤニューシキンが今度は自分で抱えて左へ走る。パスフェイクを見せ乍ら斜に抜け、倒されても躯を回して仰向けになり、球を持った腕を伸して、34分、RUS初のRWC T。ラチコフが左15mの左からRUS初のRWC Cも決める。ITA 31-7 RUS。
猶、オンガーロはこれでRWCでのイエローカードは3枚め、アレッサンドロ・モスカルディ〈ITA〉のRWC記録(ITA記録のみならず)に並んだ。ITAは男子RWC最多のイエローカードコレクター(13枚)。
36分、プリシチェペンコがスローフォワード。RUS陣10mと22mのあいだでITAボールスクラム。HOのダピーチェが入りMa.ベルガマスコが退る。RUSはヤンボであれ相手が7人のスクラムを圧したい処だったがもちこたえられ、すばやく球を出された。8-9、デコイの背ろを通す二人飛ばしパス、内に返してマクリーンがブレイク、22m上でゴーリへ。前が空く。両脇からディフェンスが来たもののハンドオフで躱し、37分、ポスト下へT。ボッキーノC成功。ITA 38-7 RUS。
リスタートキックがダイレクトでITAボールのセンタースクラム。7人なのにITAが圧す。其後RUSが球を速く動かしてITA陣に攻めこんだが、ノッコンで41分、前半終了。ITA 38-7 RUS。

後半開始。
4分、RUS陣10m附近でRUSがクィックスローイン、ラチコフとアルテムゥィェフのシザーズでITA陣10m迄ゲインすると、好いテンポでどんどん前進、ITAゴールラインへ約8mに迫る。が、アクシデンタルオフサイド。ITAボールスクラム。回されてRUSがオフサイド。ITAはスクラムを選択。6分、オンガーロのシンビンが明けるがダピーチェは其儘、Ma.ベルガマスコが復帰。8人に戻ったITA FWが約10m圧しこんだ。
7分、ペルジーニ>カストロジォヴァンニ、ボルトラーミ>ファンズィル。
8分、ハーフゥェイ上でITAボールラインアウト。ITAが捕って繋ぐ。マーズィが約20mゲインしオフロードパス、ファンズィルが二人に絡まれ乍ら22m迄粘ってパリッセへ。RUSゴールラインへあと約10mの左中間で倒されるも球はきれいに置いてポイント。すばやいロングパスが繋がり逆サイドのベンヴェヌーティに渡る。外にはダービシャーもいたがゴロパン、自分で追う。まだ球迄距離がある処でダイブしてしまったが、インゴール奥で片手で押える。TMO。ちゃんと指がかかっていた。Cも自ら右15mの右から狙ったが失敗。ITA 43-7 RUS。
リスタートキックはITA陣左隅へ。ゴーリが蹴り返したキックを自陣10m上でキャッチしたグリョーセフが数mゲインしてヤニューシキンへ。左5m辺りを全力疾走で抜け、22mを10m程越えてポイント。オープンへ展開、大外のオストロウシコへのパスがインターセプトされかけたが零れ球を拾直し、ステップで二人躱して、10分、右隅へT。ラチコフの殆どタッチラインからのCは僅かに左へ逸れた。ITA 43-12 RUS。
14分、ボトヴィニコフ>クローキン。
17分、パリッセ>ザンニ、ゴーリ>カナヴォズィオ。
18分、RUS陣22m内でペナルティやFKを得たらITAは迷わずスクラム選択と、スクラムでは完全にアンダードッグのRUS、此処もオフサイドを犯してITAボール5mスクラムと、スクラムTの危機だったが、ITAのアーリーエンゲージで難を逃れた。
18分、グラーチェフ>ファターホフ。
20分、マーズィ>ズガルビ。
21分、コルシューノフが右足を傷めツノビラゼに交代。
22分、RUSがITA陣22m内に攻入っていたが、クシナーレフのゴロパンはドロップアウトに。キックの応酬のあと、RUS陣10m附近でITAボールラインアウト。ITAがキープして一旦内へ、中央ハーフゥェイと10mのあいだのポイントから今度はショートサイドへ。カナヴォズィオのパスアウトを受けたマクリーンがステップですいすいと抜け、前が空いたタッチライン沿いを駆上がる。最後に右隅で一人躱し、インゴール奥迄持ちこんで、24分、T。ベンヴェヌーティの右15mの右からのCは失敗。ITA 48-12 RUS。
25分、バーンズ>アントノフ。
27分、ザンニの倒れこみでRUSボールITA陣5mラインアウト。が、Ma.ベルガマスコに叩落され、それをカストロジォヴァンニが拾ってブレイクすると、ITA FW(+SH)にオフロードパスを繋がれ、更にはボッキーノのキックでRUS陣22m内迄戻された。
30分、ガルブーゾフ>シドーロフ。Ma.ベルガマスコのオフサイドでITAゴールラインへ約6mのRUSボールラインアウト。これもITAが奪ったが、直後にラックになり、RUSがターンオーバー。何度かラックサイドを衝いたあとオープンへ。アルテムゥィェフのブレイクで残り5m。ショートサイドへ出してゴールライン目前でポイント。球と関係ない処でトニオラッティとクシナーレフが掴合っていたが直ぐに治まる。ヤニューシキンが中央へ背ろを通す二人飛ばしパス。次いでがら空きの左5m辺りへロングパス、受けたマコヴェツキイが、31分、インゴールへ跳びこむ。ラチコフはプレイスした球が倒れたりしたのかDGに切替えたが失敗。ITA 48-17 RUS。
33分、ボッキーノが右足を傷めカナーレに交代。
35分、RUS陣22m内に入った中央左でRUSボールスクラム。ITAが圧し、崩れ乍ら5m辺り迄圧しこんでターンオーバー。フェイズを重ね、右中間でゴールラインに迫る。が、チッタディーニがパスを受損ねてノッコン。37分、プリシチェペンコが負傷しボトヴィニコフが戻る。RUSボール5mスクラム。RUSは早めに出したい処だったが、球がFWの足に当ってITA側へ転がる。ITAが圧し乍ら回し、ザンニが拾上げてスクラムサイドを突進、小さなヤニューシキンを突飛して37分、右中間にT。ベンヴェヌーティは右15mの右からC失敗。ITA 53-17 RUS。
あと1Tのボーナスポイント獲得へ向けてRUSが必死に攻め、クシナーレフのインターセプトでターンオーバーしてから自陣で繋いでいたが、ラチコフの裏を狙ったキックがタッチを割り、41分、ノーサイド。

最終スコアはITA 53(9T4C/PG失敗1)-(3T1C)17 RUS。試合終了時点の勝点はITA 5-1 RUS。
公式スタッツは下記のとおり(以下ITA-RUS)。
スクラム獲得/喪失=13/1-5/1
ラインアウト獲得/喪失=9/1-7/4
ラック・モールでのターンオーバー=4-2
タックル(ミスタックル)=96(16)-92(14)
クリーンなラインブレイク=1-1
ボール支配率=50%-50%
地域獲得率=59%-41%
敵陣22m内でのプレイタイム=12分27秒-6分24秒
エラー(ハンドリング/キック/リスタート)=12(11/1/0)-10(8/0/2)
キック選択(インプレイ)=3-0
犯した反則=5-12
交代=8-8
イエローカード=1-0
猶、マンオブザマッチはグリョーセフでした。

ITAは、自信をもつスクラムで圧倒しただけでなく、攻めてもテンポ好く相手のディフェンスラインを崩続けた。RWC2007では全試合(プールマッチ4試合)で計8Tだったのを此1試合で9T挙げ、RWCでITA最多の53得点、36点差勝ちもRWCではITAの最大得点差勝利。ITA HCニック・マレットは、IRBランクで下位のチームと戦うのは此処4年間で2回めくらいなのでどうなるかと思ったが良かった、ボーナスポイントを獲ってプールマッチ最後の対アイルランド戦に安心して臨める、とほっとした様子。「此試合では、うちが六箇国対抗でしているより攻撃的なラグビーができたね」。パリッセも、試合直後のインタでボーナスポイントを獲れてhappyだとし乍らも、3Tも許したのでディフェンスを改善しないと、と勝って兜の緒を締めた。
RUSは、何よりセットプレイが不安定だった。試合序盤には接点に人数をかけすぎて速く攻められず、相手の速い攻めにも対応できず。但、RUS HCニコライ・ネルシュ曰く「彼は後半にプレイをスピードアップさせる為に投入する予定だったが、前半で使うことを余儀なくされた」ヤニューシキンが出場してからはテンポアップ、六箇国対抗参加国から3Tを獲れたのは自信になったか。とは言え2戦続けてセットプレイががたがただったのは問題。第3戦、ITAよりランクが上のアイルランドとの戦い迄は中5日。なんとか修正したい。
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